あれやらないと。これやらないと。あ、あれもやらないと。
毎日そんなことばかり考えていて、永遠に自分はタスクから逃れることができなくなったような気分になって、憂鬱になって、考えれば考えるほど何も手につかなくなって、気が付いたら自己嫌悪に陥ってしまうことはありませんか?あるいは、いま、そうなのかもしれません。
目の前に押し寄せている単純作業に目を奪われて、自分を少し離れたところから見えなくなってしまうのは、あなたが真面目だからなのかもしれません。
こんにちは、 唐仁田 郁夫(カラニダ イクオ)です。
実はセブルートの活動を休止する直前、僕もそうなっていました。今日はこれの取材で何時までに書き上げて、明日の企画を考えて、それからツアーの従業員とパッケージを企画して業者とネゴして、そのあとはアプリの開発をして、「お前何も終わってねえじゃねえか!」とエンジニアに激怒したことは一度や二度ではすみません。
最後は、全ての従業員をレイオフ(辞めてもらって)して僕1人になりました。そして今思うことは、大胆にも思うことは、また全ての事業に挑戦したいということです。多くの人が諦めてもおかしくないこの状況で、なぜこんなにも挑戦的でポジティブなマインドを持ち直すことができたのか。
もしかしたら、あなたにも通じることもあるかもしれません。お読みください。
⑴全て捨てろ
まずあなたの目的はなんですか?なんのために毎日生きていますか?
やることが多すぎて立ち止まってしまう人の多くは、必ず何か成し遂げたいことや近い将来にやりたいことがあるはずです。
「よし、やろう。」と決意してから、目的を達成するまでの間に、人は多くの荷物を背追い込むことになります。
だけど、
思い出してください。そもそも決意したこととは関係のないこともその荷物には含まれていませんか?あるいは、今は必要のないことまで背負いこんでいませんか?
あれもこれもあれも、全て同時にやることは無理だということがわかりました。そしたら、全て捨ててしまえばいいのです。
目的を達成する為に今、あなたがやらなければいけないこと或いは、いまあなたができることを1つだけ挙げてください。その1つに狂えばいいのです。熱狂すればいいのです。
そしてそれを終えたら、次にやることが自然と見えてくるはずです。
今すぐやること、できること以外については一切考えるな。
⑵手を動かせ。
あれもこれもあれも、あー忙しい。もう無理だ。やりたくない。
でも実はこの時って、考えてるだけではありませんか?
おそらく多くの人が、考えてるだけだと思います。仮に、手を動かしていても、実際に処理しているのは考えている多くのことの中の1つだけだったりしませんか?
じゃあ、今は考える必要がないですよね。やることがいっぱいだ。これの次はあれだ。と考える前に、 とりあえずこれをやろう。 のマインドを持ってください。とりあえず1つだけ終わらせてください。
そしたら不思議と、「あれ、俺/私って意外とできるじゃん。」と思えるはずです。1つのことに全力になってください。1人の異性に熱中するように。。。
「とりあえず」のマインドで、1つのことだけをやれ。
⑶自信をつけろ。
自信をつける。自信を持つ。と言うのは簡単です。が、実際に持とうと思うとどうすればいいのか分からないですよね。僕のような「自己愛性障害」の場合は別ですけど。(※しかしこれも本当の自信とは異なるが、自信家のように見える。)
自信とは、言い換えれば過去の実績です。だから”今”を”実績と呼べる過去”にすればいいのです。
簡単です。⑴⑵で述べたことを淡々と繰り返すだけです。
1つの作業に集中して終わらせた!
そしたら、自分はあれを終わらせることができた人間だ。次もきっと出来る。
そして次も終わらせる。これの繰り返しです。
気がつけば、 自分はあれもこれも、あとアレも全て、終わらせた人間になることができます。
1つの物事に集中し手を動かす前は、アレもこれもアレもと考えていたその全てのアレやこれを終わらせた人間=自分です。どうですか。自信がつくでしょう。
人と比べる必要はないのです。自分は、自分のタスクと戦い続ければいいんです。人と比べて肩を落とすのは無意味です。もしそれで奮起出来るなら意味はあるかもしれないけど、劣等感を感じてそのまま逃げてしまうんであれば、人のことは考えないほうがいい。
どうすれば、人が気にならなくなるか。それは、先に決めたたった1つのことに気が狂うほどに全力を尽くすことです。
“今”が過去になることを忘れるな。