プレマーケット中の発表でバイオンテック株は売買停止、再開後は一時、75ドルをつけたが今は落ち着いている。
今後はファイザーとの連携発表時の最高値の90ドルを抜けられるかがポイントだ。
コロナウィルスに対する抗体を確認したと発表
BREAKING: Coronavirus vaccine from Pfizer and BioNTech shows positive results https://t.co/kbrTQuoJd7
— CNBC Now (@CNBCnow) July 1, 2020
P2(第二相)まで進んでいたバイオンテックxファイザー連合のワクチンの治験結果が良好であったとの発表があった。
これに好感され指数も上昇。
今月から開始されるP3では大規模に3万人に対してワクチンの治験が行われる。
P3まで進んでいるのはオックスフォードxアストラゼネカのワクチンのみ。
ワクチンが完成したわけではないが、ワープスピード計画での有望ワクチンが途中で落伍することなく順調に開発が進んでおり
この世界の状況下でも随分な希望になっていると感じる。
フィリピン留学や海外旅行などの完全復活には、どう見てもワクチンや治療薬が必須となるので
一刻も早く完成して欲しいところだ。
数日前からその予兆はあった
バイオンテックの株価はモデルナなどと違い、50ドル前後をなかなか抜け出せない時期が続いていた。
そこでつい先日、シンガポールのテマセクが増資を決定したとの報道があり急騰。
P2の試験結果が良好であったからではないかと投資家の間では見られていた。
今回5~10%程度の高値の70~75ドル程度に落ち着いたのも、前もってこの増資で値上がりしていたからだと思われる。
他のワクチンや治療薬はどうなる?
この発表を受けてバイオエヌテックやファイザーの株価は上がったものの(特にファイザーコロナショック後順調に回復していたもののは敗訴して以降32ドルまで続落)、
モデルナ・ギリアドなどの他ワクチンや治療薬の銘柄は下落している。
これはあくまで、ショック的なものなのでここで大きく下がるなら買いのチャンスだと考える。
インフルエンザを考えればわかるが、ワクチンがあっても治療薬が不要になることはない。
またバイオエヌテックのワクチンが仮に成功しても、その他の銘柄が上回る成果を上げる可能性がある。
ゴールが一番でも結果が一番ではない可能性だ。
特にモデルナワクチンは有望なのでこの段階で諦める必要は無い。
モデルナのワクチンが失敗したわけではないのだから。
※投資はあくまでも自己責任でお願いします。