第02回:タラオの「投資はゲーム!?」
※投資は無理のない範囲・自己責任で行いましょう。
こんにちは!タラオです!
せっかくオススメのネット証券のまとめ記事を書いたので、若い人(大学生~20代前半)、若くなくても投資をやってない人には
ぜひ考える機会になってもらえればと思い、「負けない!投資講座」を書いていきたいと思います。
シリーズ第2回目!
ネット証券についてはこちらを参考にしてみてください!
投資は「お金を奪い合うゲーム」!
全部がそうとはいいませんし、株や投資信託を買ってずっと持っているような長期投資だとそういった側面は見えづらいですが、
もっと流動性の高い外貨(FX)や先物・商品・信用取引など、こういったものはまさに
相手の財布からお金を奪い合うゲーム
といえます。
前回の講座ではこんな話をしましたね。
一番多い「投資」イメージってこれじゃないでしょうか?
ヤフーやグーグルの画像検索で、
「トレードルーム」で検索するとこういう結果なんですが、他の方も検索結果って一緒ですかね? pic.twitter.com/UFvLkVgaRr— RING @Japan #Investor / Trader 🇯🇵 (@xRINGx) September 1, 2016
①なんかこんな感じで画面に囲まれている
②短時間・短期間で大金を稼いでいる
③ツイッターとかで億り人とか言っててすごい
④なんか私にもできそう、私もやってみて大儲けしたい
今回のポイントは「大金を稼いだ」「儲けた」という点です。
このお金って一体どこから来ていると思いますか?
よくサラリーマンが「自分の給料がどこから出ているかの意識が薄い」なんて話もありますが
それと一緒ですよね。
駅前にきれいなオフィスをいくつも構えている留学代理店にも似たようなことが言えるかもしれません。
その賃料・人件費はどこから出ているんでしょうね?
話は戻って、FXとかそういったトレーディングの儲けは「そのゲームに参加している人の財布から奪い取ったもの」です。
逆に言えば、あなたがトレードで損したときは「別の参加者にそのお金を奪われた」ということになります。
投資は「ゼロサム・ゲーム」?いや、もっとひどい!
ゲーム理論の1つであるゼロサムゲームですが、なんだかんだかっこよく言おうとしないで単純にすると
「誰かが100円儲けたときは、誰かが100円損している」ということです。合計はゼロ。
めっちゃくちゃ単純ですね。
あなたがFXで大損したとき、世界のどこかの誰かがその分大儲けしたというわけです。
つまるところ、なんとなく儲かるものではなく、他人からお金を奪うか・他人に奪われるかのゲームだというわけです。
それだけならまだ単純です。
損と得の合計がゼロになってくれるので。
ところが現実はもっと残酷なのです。
あなたが参加するFXなどのトレード窓口の証券会社などは、全ての取引に「手数料」をとります。
これはさほど大きくないものだと思うかもしれませんが、世界で何百万、何千万、何億回という取引にいちいちかかってくるので莫大な費用になります。
また、日本では儲けたお金にも税金がかかります。
つまり、誰かが損した額=誰かが得した額には絶対ならないのです。
誰かが損した額>誰かが得した額に必ずなります。
損した人は:トレードの損(-100円)+かかった手数料(-10円)=110円のマイナス
得した人は:トレードの損(100円)+かかった手数料(-10円)+税金(-20円)=70円のプラス
これはもうゼロサムではなく、マイナスサムになってしまいます。
実はルール上、負ける場合は大きく、勝つ場合は小さくなってしまう仕組みになっているのです。
なんとなく勝てる気がするなんてとんでもない。
「負けることが前提になっているゲーム」といえばわかるでしょうか?
上の例で言えば、2回の取引で1回では100円勝って、1回で100円負けたとしましょう。
損得はゼロな感じがしますよね?でも実際は手数料分の20円がマイナスとして出ます。
長期投資といって、買って長く保有する利点はここにもあります。
売り買いを繰り返せば、その分手数料がかかってきますのでその分利益は減っていきます。
「職人芸」ができるひとならそれでも良いかもしれませんが、大多数に長期投資が向いている理由はここにもあります。
次回は資金のない人や初心者にこそ有効になる「長期投資」についての講座になります!