ちょっと質問なんだけど、やっぱり「in personal」の意味が難解すぎる

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in personal

 

こちらのイディオムに見覚えがありますか?ないという方は是非この機会に覚えちゃってくださいね。「直接に」とか「本人が」みたいな意味です。よく会話の中では「直接会って話そうよ。」という時に使われます。

 

イディオムとして、in personalなんてものが存在するのか?と辞書を引いたあなたは賢いです。もしこのイディオムの意味を知らずに「へえ、そうなんだあ。」と思った方はかなりやばいです。

「in personal」というイディオムが世界にはあったとて、「直接に」なんて意味は全くありませんよ。

無知というのは怖いもので、「先生」と呼ばれるただの人間が間違った情報でもさも本当かのように語ると生徒はみなすんなり信じてしまいますよね。誰も疑問に思わない。先生は常に正しい。なんで先生が言ったことは正しいのか。それは本当に正しいのか。自分の頭で考えることは一切ない。

「大人が言ってるから・・・。」

「先生が言ってるから・・・。」

 

と、愚痴になるのでこの辺でやめておきますが、「in personal」というイディオムには「直接に」という意味はないんです。正しくは「in person」です。ただ、日本語もそうですが言葉はどんどん変わっていくものです。もしかしたら、フィリピンでは「in personal」というイディオムがより普通なのかもしれませんね。別にそれは構わないと思いますが、それを文法的に考えると結構難解だったのでお話します。

 

現代では

まず勘違いして欲しくないことは、言葉は変わっていくということは十分わかっています。

日本でもら抜き言葉が云々という議論が昔はよくありましたが、今ではほとんどの人がら抜きで話していますよね。ちょっとイラっとすることもあるのですが、言葉って変わるものだから。とやり過ごしています。

で、現代では「in personal」のどこが間違いかというと、特に間違いはないんですよね。文法的には。

前置詞の後には名詞が来ることに、現代ではなっています。personalというと形容詞で使われることの方が非常に多いので、前置詞+形容詞って変じゃん。みたいに思う方もいますが、pesonalにも「人事消息」や「動産」などというかなりマニアックな名詞の意味もあります。ちなみに「personal」を名詞的に使う場合、ほぼ全ての意味で俗語になっていますから、まともな英語を話したい人は覚える必要はありません。

ということで、名詞の意味もあるので文法的には正しいのですが、意味が全く異なってきますよね。

「人事消息において」という意味でこのイディオムを使うのであれば別に問題はないと思いますが、実際会ったことある?みたいな会話の中で使われてもまったくもって意味が不明でした。

 

そこで私は色々と考えてみました。

前置詞+形容詞が成り立つ場合とはどんな場合だろうか、と。しかしながらやはり現代の英文法ではそのような例は発見されませんでした。ただ、発想としてはこれが近いのかな。と思ったものがあります。

Nothing personal.

それが「Nothing personal」です。ちなみに意味は悪気はないという意味です。使ってみてくださいね。

それでなぜこれに近いのかというと、personalって形容詞じゃないですか。形容詞は名詞を修飾しますが、なぜこの場合は後置修飾なんですか?

後置修飾のセオリーとしては、形容詞が単体ではなく句か節になる場合に限り後置修飾になると言われています。なぜだ。この場合はなぜなんだ。personalの単体なのになぜ形容詞が後ろにきている?

これはsomething+形容詞と同じ構造になっているからなんです。somethingを修飾する形容詞は後ろにくるという話は聞いたことがありますか?現代ではそうなっているらしいのですが、それと同じで、nothingの場合も形容詞が後ろにきたという話ですね。

では、なぜsomethingの場合は形容詞が後ろにくるのか、気になりませんか?

 

その昔、somethingはsome thingでした。名詞を修飾する形容詞には然るべき語順というものがあります。で・・・

 

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