はい、どーもー。世界の唐仁田 郁夫(カラニダ イクオ)です。
ということで、今回僕が初めてセブ島にきた時からずっと疑問に思っていたこと、だけど、あんまり興味はなかったことについて調べて参りました。
なぜセブ島には電車が一本も走っていないのだろうか。
フィリピンの鉄道は、19世紀終わりごろに英国資本によって首都マニラ近郊の路線が開業したのが始まりとされ、以後ルソン島ではマニラを中心に北はサンフェルナンドまで、南はレガスピまでの路線ができ、また支線もできたので約900kmの路線を有するまでになった。軌間は日本の在来線と同じ1067mmの狭軌が使われた。他にもネグロス島をはじめ、セブ島、レイテ島、パナイ島、ミンドロ島、ミンダナオ島に路線をもち、砂糖黍のための軽便鉄道の他、鉱山鉄道や森林鉄道なども建設された。
しかし、太平洋戦争やモータリーゼーションの発達によって鉄道は衰退、パナイ鉄道が1983年に廃止されたことで中長距離の旅客輸送を行う鉄道はルソン島にある国鉄線のみとなった。
出典:wikipedia
実はセブ島には電車が走っていたんですね。しかし、戦争が起こり(?)、その後に自動車が普及(?)した為に衰退していったとWikipediaに書いてあります。
気になるポイント
以前にこちらの記事でもまとめたのですが、 >>今更フィリピンという国の歴史を学んでみた
フィリピンって、自国で何かを発展させた経緯が一度もないんですよね。鉄道に関しても英国資本、ちなみに太平洋戦争はフィリピンを支配していた日本と、日本以前にフィリピンを支配していたアメリカの戦争となっておりまして、その後、自動車の普及とありますが、フィリピンは自動車メーカーを持っていないですよね。
今後
メトロ・セブの廃止された鉄道跡の土地を利用してラピッド・トランジットを建設する計画がある。主にセブ島の東側を南北に走る路線で、第1期事業ではコンソラシオン – マンダウエ – セブ – タリサイの20kmを結ぶ。また第2期事業ではタリサイから南にカルカルまでの35km、第3期事業ではコンソラシオンから北にダナオまでの15kmを延伸する構想もある。
フィリピン人が依存体質なのは、フィリピンという国そのものが常に先進国によって支配されていたからですが、鉄道という一大事業によって国そのものが発展するといいですね。まるで日本の戦前のように。