こんにちはマスオです。
「バンデミック」がWHOより宣言され、世界的に広がっている新型コロナウィルスですが、その治療法はまだ確立されていません。
そうした中、既存薬品による臨床実験やワクチンの開発など、すでにさまざまな試みが開始されています。
最新情報としては、NY州では大規模抗体検査が行われると発表されています。今日は抗体検査についてもまず最初に詳しく説明をします。
NY州で大規模抗体検査を本日から実施
24万人以上もの感染者を出したNY州で、本日から大規模な抗体検査をすると発表がありました。
抗体検査とは
抗体検査とは、新型コロナウイルスに対する抗体があるかどうかを調べるもの。陽性であれば、ウイルスに感染したことがあり、その結果、免疫力を獲得したことになると考えられている。
要はすでに感染し、免疫力を持つ人がどのくらいいるのか調査するということです。これはなんのためかというと「血清の投与」による治療の母数、を把握するためです。
「血清の投与」による治療とは
アフリカで発生したエボラ熱の治療法でも、実はワクチンの開発はまだ行われていません。
エボラ熱でも一番有効な治療法は、感染した後に回復した元患者には抗体があり、元患者の血液や血清の投与が有効な治療法とされていいます。
新型コロナウィルスにおいても、この「血清の投与」は一つの有効な治療法と考えられており、大規模な感染者が出ているNY州が、抗体検査による「免疫保有者」の母数の把握に乗り出したのは、今後の治療法の確立のための、大きなステップになると思われます。
アビガンなど既存薬品の臨床実験
<朗報>フィリピンが日本と共同でアビガン使用実験を4月末までに開始へ
上記以前の記事にて、日本の富士フィルムグループが開発した「アビガン」が、さまざまな国で臨床事件をされる、と書きました。
アビガン以外のも、ヒドロシクロロキン、クロロキン、ロピナビル、リトナビア+インテーフェロンとレムデシビルの臨床事件がWHOの指揮のもと、行われることが決まっています。
ワクチンと違い、明確な特効薬にはならない可能性もありますが、死亡率を下げるためには大きな効果がある可能性はあります。
ワクチンの開発
1-2年ともいわれるワクチンの開発ですが、難航する可能性も否めません。
【ノーベル賞受賞】リュック・モンタニエ氏が新型コロナウィルスが中国で作られたと断言
上記記事でも説明しましたが、仮に新型コロナウィルスが中国が人口的に作成したものだと過程すると、HIVのワクチンが開発できていない状況で、ワクチンの開発は望みが薄い可能性があります。
最後に
仮に新型コロナウィルスが人工的に作成されたものとすると、HIVのワクチンすら開発できていない状況で、ワクチンの開発を期待するのは、現実的ではないのかもしれません。
現時点では、既存薬品で死亡率を抑える治療をしつつ、回復患者からの血清の投与による治療が、最も効果的な治療の可能性が高いです。
いまこそ人類の生命力に頼るときがきたのかもしれません。
今後の状況は随時報告していきます。