こんにちは、セブ島の唐仁田 郁夫(カラニダ イクオ)(@xoxo)です。
皆さんは「セブラブ」をご存知でしょうか?
セブ島やセブ島留学に馴染みのある人でもこの「セブラブ」を知っている方は少ないかもしれません。私は2017年にセブ島留学、2018年にセブ島観光その後移住と合計1年近くセブ島にいますが、この語を聞いたのは今回が初めてでした。
皆さんが気になる「セブラブ」について少しだけご紹介します。まあ少ししか紹介することがないからであって、出し惜しみする宣言ではありませんよ。
もくじ
- セブラブとは
- セブラブのメリット/デメリット
- セブラブの今後
セブラブとは
セブラブは、セブ島留学における恋愛の1つの形態である。セブの語学学校に留学している外国人生徒が現地のフィリピン人講師と恋に落ち、生徒の帰国後「自然消滅」するという規則性を有している。-出典:セブペディア
私がコミュニケーション室室長を務めるTARGET Global English Academyの先生に聞いたのだが、今一部のフィリピン人先生の間でこの「セブラブ」が話題になっている。
そういえば日本にもゲレンデマジックというものがある。ゲレンデでかっこよく滑走する異性に恋に落ちたが陸地で見る彼らはさして魅力的ではなく破局するという規則性を有している。他にも「一夏の恋」などもある。
それらが国境を超えて、セブという場所で繰り広げられているということだ。やはり人間は恋をしなけれ生きてはいけないんだね。
私が愛して止まないMr.Childrenに「幸せのカテゴリー」という曲があるが、その歌詞の中にこんなフレーズがある。
本当の自分なんて 何処にもいないような気がしてる
幸せのカテゴリー/Mr.Children
だからこそ僕らは その身代わりを探すんだね
恋の旅路は続くんだね
つまり、そういうことだろう。我々は”自分”を誰かの中に探そうとしている。そんな弱い生き物なんだろう。
セブラブのメリット/デメリット
私が個人的に思うセブラブのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- 自分を見つめ直すきっかけになる
- 人類とは何かを見つめ直すきっかけになる
- アイデンティティの再創出
自分を見つめ直すきっかけになる
私が初めてフィリピン人とセブラブを経験したとき、セブラブと言っても私はもうセブ島に移住していましたが、自分とは何かを考え直すきっかけになりました。
「自分は今まで日本人女性と関係を持っていたが、フィリピン人女性に対しても魅力を感じることができる。」
言語もバックグランドも全て何もかも違う。そのときに、国籍や宗教などという観念的なものを超越した人類のハグクミを感じました。そしてその人類の一部である自分の存在、この宇宙の中に生きる自分という1つ生命体。私はセブラブを経験したときに、自分を宇宙から見ることができた。そういうメリットがあります。
人類とは何かを見つめ直すきっかけになる
上のことと似ていますが、自分を見つめ直すことの他に、人類とは何かを考え直すきっかけにもなります。フィリピン・日本・中国・ロシア・アメリカ、私たちは国によって自分たちが別々の異なる生命体であるかのように認知していますが、実はそんなものはただの概念で、”人類”というものを考えると、実は私たちは何も違わない生命体である、と。
この宇宙的な発想にたどり着くことができるのもセブラブのメリット、というか、セブに限らず、外国人とメイクラブすることのメリットですね。
アイデンティティの再創出
自分は日本人の唐仁田 郁夫(カラニダ イクオ)である。このアイデンティティよりも前に、私は地球に生きるヒトという生き物であるという、最も原始的な自我が時を超えて蘇ってくる。これがアイデンティティの再創出です。
これによるメリットは、生きる上での制限が皆無になることです。確かに社会で生きる上ではルールには従わなければいけない。しかし、もっと大きな枠組みでのルールを意識できるようになる。つまり、日本のルールは日本のルールでしかなく、人類のルールではないということ。ミクロ的なルールよりも、マクロ的な、というより人類としてのルールさえ守ればいいのだという確信。
ちなみに、人類としてのルールがなんたるかは言語化できていない。
デメリット
- セブに来づらくなる
セブに来づらくなる
フィリピン人は特に噂好きなので、セブラブが一度でも発生すれば母校に遊びに行くことは難しくなります。卒業後も定期的に遊びに行きたいのであれば、軽はずみなセブラブはよしましょう。
あと、日本に恋人を残してきて、セブラブが恋人にバレた場合も「セブに行く=浮気しにいく」と思われるので、セブに来づらくなります。
セブラブの今後
セブラブは今後、セブ島留学にくる学生や語学学校で働くフィリピン人にどんどん浸透していくと思います。
どうしてもセブやフィリピン人というと「変な病気」について言及する人がいまだに多いですが、教育を受けて英語講師になっているフィリピン人であれば「変な病気」を持っている確率は日本人とほとんど変わりません。
むしろ敬虔なカトリックであれば20歳を過ぎても処女であるということは普通にあります。その際はプラトニックセブラブになります。
まあ当然、セブで”売り買い”は危険です。やめましょう。数千円で買ったのは女ではなく病気だったということにならないように。