新型コロナウィルスで注目される「科学的証拠」とは

セブ島新型コロナ情報

おはようございますマスオです。今日もロックダウンのセブ島から、家にこもってブログを書いている「オタク」ブロガーです。マスオは数学がすごい得意で、時代が時代ならそっちのほうに進んでいたと思うのですが、何を思ったのか心理学のほうに進んでしまいました。

ところで、最近IPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授による、「山中伸弥による新型コロナウィルス情報発信」というサイトを発見しました。そこでBCG接種が証拠(エビデンス)が乏しい情報として挙げられており、科学者というのはそういう考え方をするのだと改めて知りましたので、紹介いたします。

科学的証拠(エビデンス)とは

一般的には、医学および保健医療の分野では、ある治療法がある病気・ケガ・症状に対して、効果があることをしめす証拠や検証結果・臨床結果を指す。科学的証拠(エビデンス)は、医療行為において治療法を選択する際、「確率的な情報」として、少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に指針として利用される。(Wikiより)

山中教授は医者である科学者(研究者)なので、このエビデンスが乏しいということで、BCG接種については、やや否定的な見解を示しています。※後で説明を加えますが山中教授も注釈をつけています。

山中伸弥教授の経歴

1962年9月3日生まれ
1987年3月 神戸大学医学部医学科卒業
研修医時代は、外科医を目指すが不器用で「ジャマナカ」と呼ばれていたのは有名。重症になったリウマチ患者を担当し、その役に立てないかと研究者を志すようになる。
1993年3月 大阪市立大学医学部医学研究科薬理学博士号取得
2010年4月 京都大学IPS細胞研究所所長(現任)
2012年10月 ノーベル生理学・医学賞受賞発表
現在 日本の医学者。京都大学iPS細胞研究所所長、教授、カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員、日本学士院会員。学位は大阪市立大学博士(医学)。その他称号としては京都市名誉市民、東大阪市名誉市民、奈良先端科学技術大学院大学栄誉教授、広島大学特別栄誉教授、ロックフェラー大学名誉博士、香港大学名誉博士、香港中文大学名誉博士など。文化勲章受章者。

上記Wikiより抜粋。

1962年生まれの57歳と、日本を代表する研究者としては、まだまだ若いですね。そんな山中教授がBCGについては証拠(エビデンス)が乏しいというだけでなく、注釈をつけていますので、見てみましょう。

山中教授のBCGワクチン接種についての見解

・BCG接種をしている国は、新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数が少ない
(傾向はみられますが、BCG接種が新型コロナウイルスの感染に影響するという科学的な証拠は今のところありません)

山中伸弥による新型コロナウィルス情報発信」より

山中教授もBCG接種をしている国は、感染者や死亡者数が少ない傾向がみられることは認めています。一方科学的な証拠がないという理由で、証拠が乏しいとばっさり切り捨てています。これはお医者さんとして、証拠(エビデンス)のありきにこだわる、科学者としての強いプライドが見えますね。

BCGについては、現在臨床実験など開始したばっかりなので、その効果は、インフルエンザ薬「アビガン」が本当に効果があるのか、それと同程度なのかもしれません。ちなみに、アビガンについては、山中教授一切紹介していません。

さて、マスオは山中教授のサイトで、新たな情報をキャッチしました、山中教授は、国により死亡者数の差があることは認めているものの、科学者として根拠(エビデンス)にこだわっています。その山中教授が注目している理由とは、

自然免疫について

・多くの感染者が無症状、もしくは軽症なのは、自然免疫が関与している

上記を「正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報」とカテゴライズしています。山中教授自身は、あくまで可能性だけですが、BCGではなく自然免疫の可能性のほうが高いという見解を示しています。これは興味深いです。

自然免疫についても、証拠(エビデンス)がもっと必要であり、正しいかもしれないが、と逃げしているあたりが、証拠(エビデンス)にこだわる科学者としての考えなのでしょう。

科学的証拠(エビデンス)まとめ

BCG理由説は傾向はみられるが、証拠(エビデンス)が乏しい
自然免疫説の可能性もあるが、さらに証拠(エビデンス)が必要

いやいや、勉強になりますね。

しかしながら、マスオは気づきました。マスオはデータを重視しますが、時に動物的本能(経験や勘)を重視します。そちらについては、本日更新のマスオ塾<稼ぐ方法>第六回(データor直感?)で詳しく書こうと思います。

それはまた。