こんにちはマスオです。
7月9日からNetflixにて、話題のアニメーション【日本沈没2020】が公開されましたので、レビューします。
実は主人公が、フィリピン人ハーフで、しかもそのフィリピン人のお母さんがセブ島出身という設定にはマスオもビックリしました。
内容は、小松左京氏の有名小説「日本沈没」のストーリーを現代風にアレンジしており、現在の新型コロナウィルスが蔓延する世界の事情や、九州の大豪雨などもあり、笑ってみられない内容になっています。
本件【日本沈没2020】を語るのに、小松左京氏の小説「日本沈没」や、東宝の映画「日本沈没」なども確認しましたので、本作【日本沈没2020】との違いも含め、詳しく解説していこうと思います。
なお、ネタバレについては、特に【日本沈没2020】についてはの直接的なものは最低限にとどめ、原作「日本沈没」との違いを中心に書きました。
ネタバレを嫌う方は閲覧ご注意ください。
目次
日本沈没2020の全体的なストーリーについて
本作を手掛けた湯浅政明監督は、インタビューの中で主人公の母親を外国人（フィリピン人）に設定した理由について、「ナショナリズムの作品にしたくない、という思いからです。日本で生まれ育った人と、たまたまこの国で暮らしていた人では災害に対して感じることが違うはず。そんな人たちが家族として、また周囲の人々と関わる中で何を感じ、どう行動するのかを考えました。家族の一員として、国民として、何に守られ、何に縛られ、そして何によって前向きになれるのか。どんなに近い存在でも完全には分かり合えない家族という集団が、災害を通じ繋がっていく姿を描きたかったんです」と答えています。
この作品を語るうえで、「小松左京氏の日本沈没」を語らずには前に進めませんので、まずは原作について詳しく見ていきます。
小松左京氏作「日本沈没」とは
1973年（昭和48年）に刊行された小松左京による日本のSF小説、及びこれを原作として製作された映画（1973年と2006年）、テレビドラマ（1974年）、ラジオドラマ（1973年と1980年）、漫画（1970年代と2000年代）、Webアニメ（2020年）。 Wikiより抜粋
この日本沈没はKindleでも購入が可能です。セブ島在住のマスオはKindleでポチっとしました。
小説の中の主人公は、小野寺俊夫という深海潜水艇の操艇者が主人公です。
アマゾンプライム会員だと、映画も無料で観ることができ、なんと主人公は仮面ライダーで有名になった藤岡弘で、なぜかセクシーショット。
小説も映画も小松左京氏の原作に忠実に作成されている印象がありますが、【日本沈没2020】は随分内容を現在風にアレンジしていますね。
原作と全く違う点①「なぜか有名YouTuberが登場する」
ここでは名前を上げませんが、なぜか有名YouTuberが登場します。
「ヒカキンヒカリ」かなんかをイメージしたようにも思いますが、アニメっぽくなぜか白髪です。
当サイトでもVTuberなどを紹介していますが、YouTuberが活躍ししている時点で、今の日本というか世界観をうまく表現しているように思いました。
原作と全く違う点②「家族がどんどん死んでいく＝サバイバルゲーム」
アニメ【日本沈没2020】のメインコンテンツは、サバイバルなのかなというイメージです。
大惨事があったにも関わらず、家族全員なぜか無事。。。
そして、家族でもサバイバルゲームの過程の中でどんどん人が死んでいきます。
パパが旧日本軍の地雷で死ぬシーンとか、あまりにあっけなさすぎて、マスオは引きました。
そして有毒ガスで主要キャラクターの一人もあっさり。。。
え？？？
原作と全く違う点③「なぜか大麻畑を持つ宗教団体が登場」
サバイバルの家庭で到着した場所が、なぜか大麻畑を大量に保有する宗教団体？
最初の食事が大麻入りのカレー。
マスオは人生真面目になってきたので、薬系全くやったことないのですが、大麻がカリフォルニアとか合法ですねよ。
これなんかも、日本も合法にしてほしいとかっていうメッセージなんですかね。それとも批判ですかね。。。
原作と似ている点①「地球物理学者が日本沈没を予想している」
原作日本沈没では、田所雄介という地球物理学者が、日本沈没を予想しているのですが、
【日本沈没2020】でも似たような人物が登場します。
科学者というよりも、地震が来ることを察知できるので、エスパー的な存在でもあります。
なぜかしゃべらないので、モールス信号で会話をするというのも、【日本沈没2020】も大きな特徴であり、これは違いにもなります。
原作と似ている点②「日本は沈没して別の国々へ避難していく」
最終的に生き残った人たちは、世界中に散らばって生活していくという設定は同じだと思います。
アニメ【日本沈没2020】では、日本を再生していくところまで描かれています。
マスオの正直な感想
一般の人が楽しめるように、いろんな最新の世界情勢が反映されているように思います。
一方、原作日本沈没からは随分離れてしまっている部分があり、特に家族や同行者がどんどん死んでいくシーンは、マスオは個人的に好きではありません。
取り急ぎ記事にしたかったので、今日はここまでにしますが、もう少し小説を読み込んで、情報を加えていく予定です。
それではまた。
