こんにちはマスオです。
もう3か月以上経過してしまっているので、「セブ島英語学校・留学エージェント」の何がよくて何が悪かったのかあいまいになってきています。
今日は改めて、セブ島英語学校・留学エージェントの返金問題について「論点整理」をします。
目次
【大論点①】強制帰国で100%返金なし
渡航前キャンセルにつぃては、後程詳しく述べるとして、まず最初の論点は【強制帰国】です。
例えば、あなたがホテルを1か月予約していたとします。
1週間後、もうこのホテルにいることはできない、帰ってもらうことになったからと言われます。
事情は分かるとしても、「お金は返してくれるんですよね?」となりませんか?
あなたが日本で英語学校に通ってたとします。
突然の英語学校の閉校で、授業が受けられなくなってしまいました。
事情は仕方ないとしても、「お金は返してくれるんですよね?」となりますよね?
セブ島英語学校で起こった「強制帰国による返金問題」は、上記2つの論点が同時に起こり、生徒都合のキャンセルと同様の返金規定が使用されている点です。
結論から言うと、学校からの一方的な強制帰国となった場合、残りの期間を生徒に100%返金しないといけない可能性が高い、と言えます。
上記のように論点を整理すると、非常にわかりやすく、理解できるのではないでしょうか。
※いくつかの英語学校が、実質生徒を強制帰国させてしまっており、残りの期間100%返金していません。弁護士費用は高いので、集団訴訟にでもならないと弁護士費用の軽減は難しいです。個人で民事裁判を起こすという選択肢が残されます。
【大論点②】生徒が滞在を選択可→返金規定を適用
一方、生徒に帰国か滞在を選んでもらった場合は、事情は大きく異なります。
セブ島の英語学校は閉校で授業が提供できない状況なので、授業料は基本全額返金が原則だと思われます。
それでも生徒が自分で帰国したいとなった場合、返金規定が適用されるのは、自己選択(自己都合)となり、法的にも問題がない可能性が高いです。
いまのところ、セブ島英語学校で生徒が滞在を延長したことで、新型コロナウィルスに感染してしまった、という事例も発生していません。
強制帰国を主張する英語学校にとって、結果的に感染者数が増えている状況はプラスですが、無理やり強制帰国させてしまって、自己都合のキャンセル扱いになってしまった生徒の中で、大きな不満を抱える人が多いのが事実です。
この点は滞在中の学校の生徒へのサポートも大きく影響をしていると思われます。
滞在を選択できても、サポートが全くされていない(されなかった)英語学校の生徒は、違った理論(思った通りのサービスが得られなかった)で、一部返金を依頼することは可能です。
個別英語学校の対応になると、さすがに把握が大変難しいので、コメントから直接相談を頂けると助かります。
【大論点③】渡航前キャンセルでの100%返金をしていない英語学校・留学エージェント
渡航前キャンセルとなると、法的な観点より、どちらかというと企業倫理上の問題となります。
※法的には全く問題がなく、生徒は訴えることはできません。
渡航前の生徒都合のキャンセルについては、60%が90%に上がったり、特別な対応(通常は返金されないが100%を適用)をした多くの英語学校、留学エージェントが存在します。
この部分は法的問題というより、返金されない生徒の心境を考えると、二度とその学校(留学エージェント)で申し込みたくない、という心境になるでしょう。
心境が口コミや評判になり、結果的に無条件で100%の返金を対応していない会社(英語学校及び留学エージェント)は、いずれ駆逐される可能性が高いと思われます。
商売というものはそういうものです。
悪は滅び、正義が残るとマスオは信じています。
【大きな問題】強制帰国させた英語学校は100%返金できない
3月の時点ではここまでセブ島英語学校の閉校が長引くとは、誰も予想していなかったと思われます。
現在6月も残り1週間。9・10月(年内)でさえ、セブ島英語学校が新しい生徒の受け入れを開始して、売上を立てることが難しい可能性が出ています。
渡航前キャンセルの返金ですら目途がたっていない英語学校がある中で、仮に裁判で強制帰国での残存期間の全額返金となるとします。
強制帰国させた英語学校は返金余力を持っていない可能性が高いです。
また、セブ島英語学校再開後は、返金問題を抱える多くの英語学校が集客に苦戦するでしょう。
元生徒の返金問題を抱える英語学校が、新しい生徒に柔軟な返金規定を適用できるはずがありません。
①返金債務を抱える②集客に苦戦する、の2重の苦しみがある中で、どこまで英語学校の延命をさせて生き残れるか注目が集まります。
【論点整理】セブ島英語学校・留学エージェント返金問題(まとめ)
強制帰国は残りの期間全額返金すべき
生徒が選択→法的に全く問題なし
渡航前キャンセルも法的には問題ないが、倫理上問題あり今後苦戦するか
強制帰国させても返金できない英語学校
一体いつセブ島留学業界が再開できるか、なかなか目途が立ちにくい状況になってきました。
「マスオのセブ島留学」も、セブ島に関するコンテンツから少し外れて、今後は「俺の行政書士試験」のコンテンツを強化していく予定です。
マスオも行政書士受けて、受かったら日本戻るかな。(受験は少なくも日本帰国の必要あり)
それではまた。