こんばんはマスオです。
新型コロナウィルスの影響を受けて、日本の株式相場は一旦暴落したものの、最近は回復しており日経平均については2万円台を回復している状況です。
マスオにとっては違和感たっぷりな状況です。今日は日本の株式市場について、ずばり今後を占います。
目次
なぜ日経平均は2万円台を回復したのか
日銀や政府が立て続けにに支援策を出しており、市場はこうした政府主導の施策に期待していると思われます。特に日経平均は、日銀が大量にETFを購入することで、回復している可能性が高く、経済の実態をあらわしていない可能性があります。
実際、日本の企業が新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の影響を、本格的に受けているのは4‐5月であり、その状況がどれだけ深刻か分かっていない状況で、企業への支援策が次から次へと出されている状況です。
日経平均だけを見てると経済は回復しているようにみえるが、実体経済との差があまりに大きい。これから少なくとも1年は、どんどん株価は下がっていくのではないか。
そもそも日経平均とは
日経平均株価(にっけいへいきんかぶか、英: Nikkei stock average)は、日本の株式市場の代表的な株価指標の一つ。単に日経平均や日経225(にっけいにひゃくにじゅうご、にっけいにーにーご)とも呼ばれる。 Wikiより抜粋
日経平均という言葉で、日本の株全部の平均と勘違いしている人もいると思いますが、日系平均株価は選定された225銘柄の株価の平均をあらわしています。
業種ごとに複数社選ばれていて、航空会社だとANAしか入っていなかったり、通信業界だと大きな会社はすべて入っている状況です。この日経225の仲間入りになると、株価は上昇する傾向があり、ZOZOが以前はいるのではないかと噂されたことがあり株価が上昇したことがあります。(実際は入っていません)
日経平均のマジック
日経平均がバブル期より大幅に回復したので、日本の経済は回復した、日本株の水準は回復したと勘違いしている人もいますが、上記日経225は定期的に入れ替えされます。
今後成長が期待できる会社を新たに入れて、ダメな会社を外す傾向があるので、日経平均が以前より上昇するのは本来は当たり前の話なのです。
※これは長期的な場合です。短期的な場合は入れ替えの数は少なく、日経平均の株価に大きな影響はありません。
ソフトバンクグループの例
大量の自社株買いより、株価は新型コロナ発生前の状況に近づきつつある状況。このソフトバンクでえ、株価水準が実態の状況よりかなり高い印象を受ける。ビジョンファンドからの倒産はこれからますます増えるのではないか。
一方、アリババ株なども保有しており、潰れる可能性はかなり少ないと思われます。潰れる前にアリババ株をすべて売却はするので、それが状況がよくないサインになるかもしれません。
日銀支援のカヤの外「ペッパーフーズサービス」
「いきなりステーキ」の過大投資で、コロナ前から業績が悪化していたペッパーフーズサービスは、現在も株価は下落中です。ペッパーズランチは個人的には好きだが、ここはもう時間の問題ではないか。
多くの上場会社は、日銀からの資金流入の期待もなく、今後上場会社ですらどんどん倒産する可能性が高いです。
現在の日本株の状況
ソフトバンクのように自社で大量の自社株買いで、株価を支えている会社もあるが、実際は多くの会社が日銀支援により株価が維持できているように見えるだけ。
日経平均、ETF関連銘柄・・・メイクアップでばっちり美人に仕上がっている
その他銘柄・・・メイクアップ費用もなく、すっぴんぶさいく株価下落中
日経平均の銘柄である日経225や、ETFの銘柄に含まれいる会社も、実際の中身が伴っていない会社も多く、我々投資サイドからすると、すっぴん美人をみつけるくらい難しい、厚化粧の時代が来たと言える。
<違和感⁈>日経平均はなぜ2万円台を回復したのか(まとめ)
日銀の政策、自社株買いによるものが大きく実態経済とは隔離
上場会社も日銀資金が入らないような会社は倒産リスク大
株価だけでは、優良な会社を見分けるのが難しくなっている
コロナ前後でも、一部の会社は業績を伸ばし続けるでしょう。
一方、そうでない会社のほうが多い。日経平均が回復したのはその場限りの政策(厚化粧)によるもので、中身(肌)はボロボロではないか。
マスオは日経平均ですら、年内15000円割れを予想します。
どうなることやら。。。