マスオの専門は投資です。日本株を中心にFX（外国為替）などが専門分野です。マスオがただのトレーダーと違うのは、経理課の頃いろんな会社を見ていたので、リーマンショックの特にどんな取引先にどんなことが起こったのか、すべて鮮明に覚えています。そんなマスオが思っているのは、今回の新型コロナウィルスの影響で日本株はまだまだ下がるだろうということです。先週少しリバウンドしたようですが、マスオは3月初旬に下がり始めの頃、即座に損切しました。そんなマスオが日本株がまだまだ下がるという根拠と、今後の日本株について予想します。
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マスオはロレックスの相場を見ている
マスオが他のトレーダーと違い、3月に入って日経平均が暴落し始めてから一番気にかけているのが、ロレックスの相場、特にロレックスの中古の相場です。実はリーマンショック時に取引先で最も大きな影響を受けたのが、中古のロレックスショップだったのですが、これは新品と中古の相場に詳しい人は知っているかもしれませんが、ロレックスの値段にプレミアがついているときは、新品と中古の値段差がほとんどなくなります。そして値段が落ち始めるときは、まずは中古から値段が落ち、それに合わせてじりじりと新品の値段が落ちていきます。
この1か月ロレックスの相場を見ていましたが、まさに中古の値段から落ち始めていき、新品はまだ落ちが低いので、新品と中古の値段に大きな差が生まれるようになってきています。これはリーマンショックの時にも起こったことであり、金融危機とウィルス感染という違う事象でありながら、同じような動きをしているのがロレックスの相場です。リーマンショックの時と非常に似ている動きをしているという印象を持っています。
まだまだ高い新品スポロレ相場
ロレックスファンの間では、ステンレスのスポーツ系ロレックスは、スポロレと言われており、デイトナを中心に定価と比較して、とんでもない高いプレミアがついた価格で市場で取引されています。いわゆるスポロレ人気は、サブマリーナなどにも波及しており、正規店で購入してすぐに市場で販売するだけで、4‐5割の利益が出てしまうことから、「ロレックスマラソン」なる、ロレックス正規店を毎日回る人たちが増えてしまったほどです。
ちょうど今年から、スポロレに規制が入り、正規店の特定の商品は1年に一度しか購入できなくなってしまいました。この矢先に新型コロナショックです。リーマンショック時のロレックスの価格下落を考えると、
新品サブマリーナが普通に正規店で購入できる
というのが相場の底のように思います。そのサブマリーナですが、いまだに3‐4割のプレミア価格がついていますので、相場はまだまだ高い。そして日経平均もまだまだ高い、ということが言えます。
1－２か月経済活動休止のインパクト
中国から始まった感染拡大が、ヨーロッパに広がり、そしてまたアジアに戻ってきているという現象が起こっています。そして最も大きいのが、ロックダウンや海外渡航禁止、就業禁止により、経済活動がすくなくとも1－2か月は休止になってしまうという点です。完全停止ではないので、正確な数字は分かりませんが、単純に計算をすると、1か月休止で約8％のダウン、2か月休止で16％のダウンとなります。単純に休止したことによる影響が10‐15％だったとしても、すぐに活動が完全復帰できるわけではありません。海外渡航や海外物流などの停止も踏まえると、世界的サプライチェーンの崩壊ともいえる事象が発生しており、経済のダメージはゆうに3‐4割は影響を受けるのではないでしょうか。
アメリカ株はバブル、日本株も割高だった
正直昨年までのアメリカの株式市況は、完全にバブルで上がりすぎだったと思われます。そして、マスオの専門分野である日本株も割安株を探すのが難しい割高だった可能性が高いです。実際の実力より高く株価がついている会社も多かったので、日本株の実力自体は低く見積もっても2‐3割は割高だった可能性があります。単純計算をしても合計5‐7割は割高だとすると、ピークで24000円だった日経平均は最低でも12000円程度、場合によっては7000‐8000円のリーマンショックの頃の株価まで落ちても不思議でない状況です。あくまでリーマン以上だった場合です。ただ、言えるのは少なくとも日経平均で12000円を切る程度までは落ちるのではないかと予想してます。
セブ島の英語学校全体の時価総額は10％程度の価値になる
あくまでざっくりとした計算ではありますが、昨年までのセブ島の英語学校の事業全体の時価総額は100億円程度はあった可能性があります。それが一気に10億円程度まで下がってしまっている可能性があります。果たして10億の価値もあるのでしょうか。このまま新型コロナの感染拡大が続けば、ほとんどの英語学校が無価値になってしまう危険性も十分にあると考えられます。その可能性があり得るなら、日経平均も5000円とかになってもおかしくないのかもしれません。
絶好の投資機会到来へ
市場価値が10％になってしまったわけですから、豊富な資金を持つ会社からすると絶好の投資機会の到来です。ただ、10％がゼロになってしまう可能性もあるわけで、安く買える一方で、リスクの大きい状況であるのは間違いなさそうです。
日本株の将来予想＜まとめ＞
これからも日本の株式市場は下がり続けることを予想します。底が12000円程度なのか、それとも10000円を切るのかは、現時点ではなんとも言えません。マスオは引き続きロレックスの相場を注視していきます。※投資は自己責任です。自ら情報を集め、分析し、投資実行してください。投資による損益の責任は自らにあります。
それではまた。
