【セブ島唯一の社会派セカワクが語る】被害者と加害者、どっちなんだろうね。

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どっちが容疑者?

セブデイリーニュースを読んでいると、毎日最低3件は殺人事件に関する記事があるんですが、読んでいて思うことは、そして翻訳をする際に考えさせられることは「どちらが被害者で加害者で、どちらが容疑者なんだろう。」ということです。

例えばこちらの記事。https://cebujpnews.com/2018/10/20/460/

この事件は、雇われた殺し屋が警察との銃撃戦で射殺されたという事件なんですが、死人に口なしということわざもあるように、警察が「正当防衛だ。」と報告したとて本当かどうかは分からないわけですよね。

もともと、今回殺された2人は殺し屋ですから射殺されて然るべき人間だったのかもしれませんが、それでもこの場合はどちらが容疑者なのか?と、一旦は考えさせられてしまいました。

これだけではありません。https://cebujpnews.com/2018/10/13/101/

こちらの事件は、人違いによる超法規的殺人だと言われています。

ドゥテルテ大統領が公開した「麻薬使用者リスト」にある名前とそっくりだけど表記が異なる名前の男性が射殺されたという事件です。

射殺された男性の家族は、薬なんて全くの無関係だったと抗議しています。

前文のように、射殺された男性を被害者とは書き記せないのです。なぜなら、彼が麻薬使用者の殺されて然るべき人間だからです。

 

日本人の私には分からない感覚

セブデイリーニュースは毎回、殺されるようなことをしたんだからそれは当然の結末だ。という論調です。当然英語ですから、私が理解仕切っていないニュアンス、フィリピンの政治的背景もあるのでしょうが、それは私にはまったくもって理解できない感覚です。

冤罪だって起こり得る訳で、殺人とか、上述した正当防衛ならまだ話はわかりますが、薬物を使用しただけで殺害はちょっとやりすぎなんじゃないかと。

最近では、殺害の他にも普通に「逮捕」という記事もよく読みます。逮捕の記事を読むと安心してしまう訳ですよね。

まったく出会ったこともないし話したこともないし、薬物使用者なんか同情に値しないゴミ人間だと個人的には思っているんですが、それでもどこかで「ああ、殺されずに済んだのか。よかった。」と、思ってしまうほど正直、過激な記事が多いです。

日本の司法も、癒着だなんだと言われている訳で、結局人間が人間を裁くことは不可能なので、その辺はAIにやってもらった方がいいんじゃないかと思っています。

ただ、ミュージシャンの槇原敬之さんが判決を言い渡される時に裁判官が「私もCDをもっています。頑張ってください。」的なことを言ったとか言わなかったとかの都市伝説をネットで見かけると、人間ならでは温かみもある訳ですよね。



子供の教育に悪影響すぎる

私は当然子供はいない訳で、結婚もまだで、何も心配することもないんですが、こんなにも毎日殺人のニュースや新聞記事が出回っている国で生まれ育つ子供って、将来どんな価値観の人間になるんだろうと思うんですよね。

子供は自分で生まれ育つ環境は選べない訳で、柔軟な脳みそにどんどん「悪=殺害」という一種の洗脳が施されていってしまうのではないか。と、不安です。

私は特に教育熱心の親に育てられた訳ではないですが、悪いことをしたらかなり叱られました。

何が悪いことかって、なぜそれが悪いのかということもかなり叩き込まれましたし、自分でも何が悪いことかを考えるようになりました。子供の頃は悪いと思いながらもやってみて親に半殺しにされるみたいな体験もしました。

だけど、今フィリピンで育つ子供って、悪いことをしたら殺害されて当然。じゃあ、悪いことをした人間を殺しても悪くない。という、ちょっと訳の分からない思考が植えつけられてしまいそうで、かなり怖いですよね。

分からないですよ。結局、どこの国で生まれて育っても、親の教育方針が一番子供を染めるのかもしれないし、国の雰囲気なのかも、私のような若造にはわかりませんが、どちらも影響するのなら、これはかなりやばいんじゃないか、と。



違法薬物の1番の被害者

薬物の1番の被害者は、そんな環境で育つしかない子供なのかもしれません。

薬物を売る人がいて、それを使う人がいて、その人を殺す人がいて、その話を見たり聞いたりする人がいて、薬漬けにされた子供が一番の被害者なのかもしれない。

でも私には何もできないので、ただ巻き込まれぬように、大切な人を失わぬように生きていくだけです。

 

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