なぜ和久井港は22歳で社長になったのか。(衝撃のラスト)

衝撃の結末にあなたは驚嘆する。
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前回までのあらすじ

彼は一度、全ての「創造」から身を置き1年間勉強に専念することを決意しました。その後から現在に至るまでをノーカットでお送りします。

 

代償を、払う

 

和久井:「まあ17歳で慶應義塾大学も知らないような人間だったから、どこの大学が良いとか分からないわけよね。それでなんか大人に聞いて回ったら、「駒沢とか東洋とかを目指せば良い。」って言われて、そうか、じゃあそうしようって勉強してたんだ。現役では東洋と二松学舎を受けたんだけど落ちてしまって、地元の流通経済大学を友達に勧められたんだけど、英文学科ないし。と思って。まあ浪人ってことになったんだ。」

 

彼はお笑い養成所の同期に勉強方法を教わり、個別教室に通いながら勉強に励みました。

 

和久井:「養成所で仲よかった奴が青学で、青学ってサザンとか尾崎のところだよな、なんか楽しそうって話をしてたんだ。そしたら彼が、「俺も馬鹿だったけど1年で青学受かったぜ。」みたいなことを言ってて、じゃあ俺も受かるかな、みたいなノリでとりあえず青学を目指すことにしたんだ。」

 

浪人中に和久井の担当をしていた英語のS先生、国語の担当をしていたS先生はどちらも青学の出身だった。彼はそれにも運命を感じ、青学合格を本気で志すようになった。

 

和久井:「模試は高3の12月に受けたのが英語が40くらいだったかな。国語と社会は30台だったんだよね。それが浪人中の9月に受けた時は英語が66とかで、国語と社会は共に58とかくらいまで上がったんだよね。でも社会はほとんど勉強してないから本番は英語と国語だけで受けたよ。あ、青学は3教科だったけどまあ英国だけで受かるっしょと思って。笑」

 

彼は文字通り「寝食を忘れて」勉強に励んだ。トイレに行く時間が惜しいという理由から、ペットボトルに小便をしていた時もあった。服を選ぶのが面倒臭いという理由から、毎日同じ「スーツ」を着て塾へ通った。英語の伸び率は異常だった。丸1年で偏差値を30以上もあげてきたのだ。

 

和久井:「服は毎日スーツ着てましたね。選ぶのめんどくさいし。今でもその名残で同じ種類のシャツを何枚もいつも買うね。あとVネックしか着ない。まあ英語だけしかほとんどやってないんだけど、英語は本当にこの時期で伸びたと思う。1年前には知らなかった慶應の赤本とか問いてたね。毎回80%とかだったよ、英語の得点率は。」

 



 

自己採点の結果、30点足りずに青学は不合格だった。しかし、成城大学英文学科に合格。

 

和久井:「社会で30点も取れなかったんだよ笑 自己採点の時は面白かった。だって「やったやってない」がちゃんと結果に出るからね。先生も笑ってたよ、君本当に社会やってないねって。でもそれより、受験勉強が終わったことへの安心感が大きかった。」

 

 

エンディング

 

和久井:「成城に入ってからは毎日図書館に行ってたね。文学だけじゃなくて本当に色々な本を読んだ。それで思ったんだ。「会社を興せば、なんでも出来る。」って。音楽事業も、お笑いも映画も、全部出来る。それに、世界に影響を与える人間、実際どんな人がその人なのかって考えると、だいたい事業家でしょ。ビルゲイツ、スティーブジョブズ、ジャックマー、ジェフベゾス、孫正義。それでもって、事業って創造じゃないですか。 「多くの人が想像する未来を、創造する」 これが事業家の仕事なわけですよ。最高にクリエイティブでしょ。」

 

彼はまたしても学校をやめた。彼ほど自由奔放な人間に、学校は無理なのかもしれない。しかし今回は確実に高校退学とは違った。彼は、勉強することを厭わない。むしろ学ぶことを愛している。

彼は自分の実家の部屋に、ある自筆の書を掲げている。そこには、こう書いてある。

「成功は使い捨て。失敗は永遠の宝なり。和久井港」

世界の和久井 with Jah, 元CTO@Sonburg,LLC.

和久井:「僕にとって成城に入れたことは成功です。だけど、そこに安住して学ぶことを止めたくなかった。大学の講義より図書館で勉強したり、教授の研究室を訪ねる方が絶対に有意義だった。僕は学び方を覚えた。大学をやめることは学びをやめることと同義ではない。僕にとっての財産は「大学に受かったこと」ではなくて、「学び方を覚えた」ことだと思う。」

 

プロフェッショナルとは?

 

和久井:「ミナトワクイ。どういうことか?プロフェッショナルを今後、ミナトワクイにしてしまえばいいんです。「お前、ミナトワクイやな。」みたいな。いま、「は?」って思ってる人が、自然と言えるくらいの生き様を見せていきたいという、自分への抱負も込めて、この答えにします。」

 

和久井港名言集

  1. 「成功は使い捨て。失敗は永遠の宝なり。」
  2. 「想像を創造するのが事業家の仕事です。」
  3. 「自由になるってことは、孤独になるってこと。」
  4. 「母親には僕より長生きしてほしい。母がいない世界に僕の居場所はない。」
  5. 「ミスチルが売れない国に音楽は必要ない。」
  6. 「{新たな挑戦}というやめ癖への言い訳。」
  7. 「自分が幸せになる最短の方法は、人を幸せにすること。」
  8. 「どうせいつか死んで名前も顔も忘れられるんだから、どんだけ恥かいても良くね。」
  9. 「幸せにしたい人がいる。それだけで幸せな人生だ!」
  10. 「やりたくないならやるな。誰の為に生きてんだよ。」

 

俺は4年間成城の図書館に返していない本がある。「Steve Jobs」

 

 

和久井港(9/26 ,1995)ドイツ生まれ

マルクス幼稚園卒、マルクス初等学校卒、ハンブルク第一中学校卒、ハンブルク国際高校卒、成城大学文芸学部英文学科 中退

 

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

 

 

〜完〜