なぜ和久井港は22歳で社長になったのか。

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和久井港 Minato WAKUI ベンチャー起業家(22)

ほとんど明かされたことのない、和久井の過去。華やかな表舞台の裏側で、カメラが捉えたもの。それは、創造に魂を売った者の孤独な格闘だった。



和久井:「んー、悲しくなることの方が多いですよね。」

和久井:「やっぱり、この若さが僕の成熟したアイデアを邪魔してる。っていう感じですかね。」

 

カリスマ 和久井港、知られざる孤独の記録

♪ デレーレーでレーレー デーレーっデレデー デレデー デレデー デーれっデレデー

♪ぼーくらは位置について 横一列でスタートを切った〜

♪つまずい〜てる〜 あいつの〜ことをみて〜

 

創造は、生き物

 

和久井:「アイデアが降ってくる。っていう表現をする人がいますよね。例えば、絵画なんかでも。でも、それってインプットがあるからじゃないですか。だから0から何かを生み出せる人はいないですよ。どんなに珍しい発想でも、何かの影響は受けている。僕は「進化論」の考え方が好きなんですよ。生き物が世代を経る中で形を変えるように、創造物も進化論的な意味で進化する。生き物ですよね。」

 

 

失敗は、財産

和久井:「22歳でここまで大胆に失敗を経験してる人っていないですよね。まあ、僕は失敗だとは思ってないですけどね。」

 

和久井にとって失敗とは。

和久井:「失敗は、何も生まれない出来事だと思うんですよね。だから、自分が誰に笑われても、何かを得られればそれは成功なんじゃないかな。と思ってますけど。」

 

創造の陰の葛藤

1995年 和久井は茨城県龍ケ崎市に生まれた。両親に溺愛され、また、親族にも恵まれて育った。何不自由のない暮らしをしていたが、小学校に入り、周りの環境が一変する。

 

和久井:「何を言っても信じてもらえない。っていうのはひどく辛い経験でしたね。僕は結構お調子者なので、周りに便乗して先生に嫌われるようなことはしてたと思います。低学年のうちだけですけどね。」

 

ひどく内向的でおとなしかった和久井は、同時に「目立ちたがり」という矛盾を自身の性格に抱えていた。故に、彼を理解できる大人は少なく、ただ彼を問題児として扱う教師は多かった。

 

中学、高校生になる頃には、自身の考えや方針に合わない人々と徹底的に対立するようになった。彼は勉強を嫌い、そのため、自分の言葉には説得力がないことを感じ始めていた。

 

和久井:「まあ中学と高校は孤独しか感じなかったですね。疎外感というか。なぜかって聞かれるとよくわからないけど。なんか常に全てに対して疑問を抱いていたと思います。なんで中学は行かないといけないんだとか。高校進学はなぜ必要なのか。とか。とにかく、それが「普通だから」では納得できなかった。そういう子供って大人から嫌われるじゃないですか。で子供も大人に嫌われない為に、必死になって大人の言う事聞くでしょ。だから僕は孤独だったんじゃないですか。」

 

彼はこの頃から学校の外で楽しみを見つけるようになった。それが音楽や映画、そしてお笑いだった。

 



高校を中退し、芸人に

和久井:「僕は元々、高校に入る気はなかったんですよ。野球が少しうまかったんで、それで高校入れるみたいな話もあったんですけど、興味なかったですね。」

 

和久井はいくつかの野球推薦を断り、中学卒業後はイギリスへ行き、The Beatlesのようなロックバンドを組む計画をしていた。最初はストリートでギター演奏をし、ある程度ファンがついたらライブハウスで演奏をしていくうちにメンバーを集めるという計画だった。

 

和久井:「中学の時にさ、Michael Jacksonが死んだのよ。俺頭悪かったからさ、マイケルジャクソンて歴史上の人物かなんかだと思ってたの。それが死んだっていうから、逆に生きてたのかよ!と思って、youtubeで彼のPVを見たんだけど、その瞬間に多分人生が変わったね。なんか、野球しかやってこなかった自分が初めて他の世界が存在してることを知ったというか。すっげえクリエイティブでしょ、彼って。その後すぐに、母親に「The beatlesも聴いてみなよ。」って勧められて聴いたらまた人生が変わった。かっこいい。そう思ったね。」

 

彼はThe Beatlesの中でも特にJohn Lennonの大ファンになり、彼の歌詞やインタビューを理解する為に英語の勉強を始めた。いつか自分も世界に影響を与えるような人間になりたい。そう思い始めたのはこの頃からだった。

 



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